2008年4月アーカイブ

Bright, bright day

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先日やっと、写真集『Bright, bright day』が到着しました。

待つこと二ヶ月。


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英国 white space gallely 発行。

2007年初版。

生誕75周年記念の展覧会を開いた同ギャラリーが出版した、タルコフスキー未発表ポラロイド写真集です。

本書はいち早くユトレヒトに入荷しておりましたが、値段がいかんともしがたく(すいませんユトレヒトさん)、アマゾンで予約(見つけるの苦労しましたISBNは偉大)して待つ方を選択したのでした。

実はわたし、映画に関わってきたわりには、押さえるべき名作傑作を案外観ていないという欠陥があるもので、タルコフスキーの映画を観てもいないで買っていいのだろうか……と悩みました(少し)。

しかしまあ、彼が日常撮っていたというポラロイド写真にひかれたのは事実なので「よし」としました。

実物をお迎えしたら、装幀が想像していたクロスとはちがってたのが残念でしたが(『Life Style』のような上品な光沢のクロスだと思い込んでたもので。ええ、実際は渋い無光沢のクロスでした)、内容はきらめていました。

さすがタルコフスキー、映像美を極めた男。

なにげなく撮っているようで、どの写真も構成がめちゃくちゃいいのは無意識の演出なのか。

瞬間の切り取り方が本当にみごとです。

遠い過去を具現化したような幻想的な景色。
雑音が入り込むすきもないくらいおだやかで静かで。
息子を撮った写真なんか、萩尾望都が描いた世界のようです。

タルコフスキーは「芸術はなにものにも屈服しない」という信念の持ち主だったと聞くので、さぞ現場ではこわかったろうと思いますが、本書に収められた写真から感じられるまなざしは、どこまでもあたたかく繊細。

他を威圧するような尊大さはかけらも感じられません。

人間にはいろいろな面がある。
という意味では大著『タルコフスキー日記』も読むと、なおおもしろいのやも。

欲をいえば密度の濃い写真ばかりなので、もう少しゆとりの台割りだとよかったのですが、ときおり写真一枚を見開きで見せるなど、写真を見せるリズムをよく考えた、心地よい本ではあります。

写真セレクトはスティーブン・ギルが手がけました。

1971年英国生まれ。
すでに多数の写真集を出し精力的に活動している写真家。

世界には思わぬ視点を提示する写真家がたくさんいて、これからもたくさん出てくるのでしょう。

写真の本領はオリジナルプリントなれど、出版物もまた魅力。

写真集漁り、やめられません!

生誕75周年が記念になるなら、今後も80年85年とあるわけで、タルコフスキー息子の生活、まだまだ安泰です。

いや、それにしても100周年にはどんな豪華な写真集が出版されるやら。

おっと。

その前にタルコフスキーの映画作品を観なくては。

長尺で難解、と聞くと今ひとつ気乗りしないのですが。ね……。


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4月18日朝くもり

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前夜からの大雨と強風が去ったあとの空。


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なんともいえない灰色。

ここちよいつめたい空気。



大島弓子『グーグーだって猫である』を読みました。

もう何度目かの再読です。


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角川書店発行。

2008年4月の時点で3巻まで出ています。

愛猫サバを失った後、再び迎えた子猫たちとの日々を描いた作品。

猫かわいだけの作品ではありません。
病気になったり、一軒家(!)購入でわやわやする日々もあり。

さすが大島弓子氏。

ストーリーまんがじゃなくても、身の回りのことを描いても、大島弓子は大島弓子の視点なのですよ。

当たり前なんですが。

でもそこがすごい!

一話が四ページと短いんですが、さりげなく深い痛みと生きている喜びが織り込まれていて、読んだ後いつも、なんともいえない気持ちにさせられます。

生きているといろんなことがあるんだな、と思います。

人生も四十を過ぎると経験値やら学習値やらもそれなりにふえるので、なんとなく世界を見渡せた気になるけど、たぶんちがうんだなあ。

いくつになっても人生は変化にみちみちていて、いいにしろ、わるいにしろ、自分の受け皿をこえたものがやってくるときがあるんだなとか。

読みかえすごとに発見があって、味わい深いのです。

本作は超スローに単行本化されながら、角川書店PR誌『本の旅人』にて連載中。

1巻と2巻の間は3年、2巻と3巻の間は4年とあいています。

となると、4巻が出るのはもしや5年後、2012年あたりか!?

いずれにしても刊行は近未来となるのでしょう。

それでも長く、できるだけ長く、読んでいきたい作品です。



京橋から銀座まで

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銀座線京橋下車、銀座まで中央通りを歩きました。


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いたるところ工事中でびっくりしました。


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ついでに、高級ブランドのおしゃれビルがふえているのにもびっくりです。

ワーキングプアとか下流とか、そんな言葉が急速に遠のいていきます。

しかし格差社会の現実が今目の前に、と見るのが正しいでしょう。


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和光の建物を見るとほっとします。

美しい建物にはやはり空がふさわしい。

その背後に高層ビルがうっかり建たないよう祈るばかりです。


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前にきたのはいつだったのか思い出せないぐらい、久しぶりのこの街。


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ああなにをかいわんやこの広告ポスター。



初びわと桜花賞

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はや、店頭にびわ(大好物)が並んでいるのを見つけました。


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いそいそと買って帰って食べたところ、まだ青かった……。


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そして、桜花賞散る。

くうっ(涙)。



くわ焼き丼

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くわ焼き丼をつくりました。


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豚肉(ロース)に片栗粉をぺしぺしとまぶし(これがまた楽しい)、弱火でこんがり
焼く。

       ↓

甘辛なタレ(かつおぶし入り)とからめて煮つめ、最後にしょうが(みじん切り)を
入れる。

       ↓

焼いた豚肉は食べやすく切るもよしそのままでもよし、でご飯にのっける。

       ↓

万能ねぎを散らして、フライパンに残ったタレもまわしかける。

仕上がりはごつめ。

でもうまいです。

どんぶりモノを考えだした人は心底えらいと思います。



みこちゃん

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らっこのポーズでくつろぐ猫。


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名前はみこちゃん。

と、教えてくれたのはご近所に住む(かなりの率で夜は飲んだくれとふんだ)
おじちゃんでした。


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上から見ると、うさぎ的色彩のみこちゃん。

けっこうお年。らしい。


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なにたべた?

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伊藤比呂美+枝元なほみ『なにたべた?』を読みました。


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マガジンハウス発行。

1999年初版。

現在絶版が惜しまれる一冊。
しかしそういうときこそ図書館の出番です。

詩人伊藤比呂美と料理家枝元なほみによるFAX版交換日記。

「赤裸々」(すごい字)というのでしょうか。

その日食べたものを中心に、あったこと感じたことなどがゆるくどす黒くつづられ、

女どうしですもの ←謎

リアルです。

「たぶんにフィクションもまじっています」との編集者の言葉もありますが、
引き込まれます。

伊藤氏は家族持ち。
毎回手抜きでもちゃんとご飯をつくるし、夫も娘たちもちゃんと料理ができる。
でもそんな家族と食卓を前にキレて泣いちゃうときもある。

枝元氏は独身。
仕事は忙しいけど順調だし彼氏もいる。ちゃんと自分の生活をつくっていけてる。
でもちゃんと一人で暮らす生活はやだ! とも思う。

本書には「インスタントラーメン」や「ぷっちんプリン」も登場しますが、

「トマト湯むきして砂糖にひたしたやつときゅうりの塩したやつとピーマンの短冊を
 オリーブオイルで炒めたのをドレッシングにつけておいて、新鮮バジルをたっぷり
 かけたの」

なんて、立派なものも出てきます、よく。

料理のレベル、高し(汗)。

トマト湯むき……で思考停止する人間からすると、

「こんなに料理(も仕事も)できるんなら人生楽勝じゃん!」

なのですが、

できる人にはできるなりの、できない人にはできないなりの
何とかならなさ、情けなさが存在するのがこの世界。

と教えられたようでもあり。

だもんで一気に読めます大人なら。

いや、読まされてしまう、というべきか。

このおもしろさは何に起因するんだろうと考えるに、力強さ、かしら。

いくつになっても何がどうなっても人生はしんどくて、
でもご飯をつくって食べられるってことに。

だらだら続くかに見えて、一寸先は闇というのが日常だから。

ご飯最高。

「ねこちゃん」「ひろみちゃん」の呼びかけで始まるやりとりは、
読んでいると、学生時代、授業中にまわした紙切れを思い起こさせます。

とりとめのないことをつらつら書いて友達にまわして、
相手からもまたとりとめのない返事がかえってきて、という。

女友達、いいかもしれません。



なごりの桜

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桜の花もそろそろ見納め。


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ちっと、オレンジどいてくんないかな(失礼)ですが。


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うす桃色が美しい。

また別な道路のかたすみでは、


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パンジーが愛らしい花を咲かせているのを見つけたのでした。



断線しました

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先日、ルーターが壊れました。


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六年間はもった方なのでしょう。

今までありがとう。

ということで、現在は新品が入って何とか復旧しました。

が。

おかげで7日遅れの日々の記録が一挙大量遅れに。

はあ。

でもこれからも更新していくのです。

こつこつと。

ありがたきは、あたりまえのようにネットがつながる環境です。