2009年3月アーカイブ

パリのお菓子屋さん そのエスプリとアールを訪ねて』。


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1980年5月初版。

文化出版局発行。

現在、絶版。


タイトルの通り、パリにあまたあるお菓子屋の中から、地区ごとに名店を選んで紹介した本。

文/山本益博。

撮影/本橋成一。

本橋氏といえば事故後のチェルノブイリ周辺の村を撮った『無限抱擁』『ナージャの村』『アレクセイと泉』の印象が強かったので、こんな仕事もしてたのかとちょっとおどろきました。


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絵本のような正方形のハードカバー、表紙がどピンクといった絶対女子好みの本ながら、内容は骨太。

(ついでにいうと、本のとじも実にしっかりしています)

店の個性をきちんと紹介しようという姿勢が読み取れ、店舗外観、目玉商品だけでなく、実際に作っている現場の写真が収められています。

これがめちゃくちゃおもしろい!

きれいなお菓子をつくるっても現場はやっぱり肉体労働だよなあ。というのがよくわかるので。

写真家としては今ひとつ乗れない撮影もあったかと思われますが、職人を撮ったカットには熱を感じました。

圧巻は世界一の飴細工職人とうたわれるエティエンヌ・トロニア氏の製作過程。


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「ときどき、指でさわって熱さを計っていますが、飴はなるたけ熱いうちに細工するほどよく、冷えてしまってからでは思うように作れないとのことです。
(中略)
 さわれる温度といってもトロニアさんの掌だからこそさわれるのであって、わたしたちが飴を伸ばそうとつまみでもしたら、すぐにやけどをしてしまう熱さなのです。
 なるほど、トロニアさんの指先にはどれも火だことでもよんだらいいようなものが出来ていて、名人芸の秘密ここにあり、といったところです」

そんな掌から生まれるのは、


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かくも美しい飴細工の数々。

1909年に生まれたトロニア氏。

天国ではどんな花を作っているのでしょうか。

わたしは特別、パリに思い入れがあるわけではありませんが、パリやフランス関連の本がどっさりある事実を鑑みても、たぶん何か、人を惹き付けてやまないものがある場所。

行く機会があればいいなと思います。



春休みのポケモン

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JRの駅構内にやたらと子供が目につきだしたら、それはポケモン・スタンプラリー期間。

わたしにとっては季節のお便り的存在でもあります。

先日の上野駅にはこんなポスターがありました。


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この『探検隊キャンペーン』。

調べたら、参加するにはsuicaが必要なんでした。

駅に設置されたタッチポイントに行って、suicaをぺしっと当てる、そこで出てくるシールを全部集めましょうという流れは、

おっきくなったらsuicaどんどん使ってね!

という下心を感じます。

確かに幼いとはいっても、子供も立派な消費者です。


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これがタッチポイント。

機械にsuipoのロゴが見えます。

ぼちぼち煮くずれてくる午後3時過ぎ。


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春休み、遠くなりにけり。



今日の朝ご飯

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肉まんです。


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この肉まんは船橋に行くときがあると、買ってくるもの。

しょうががほどよく効いたほどよい脂っこさで肉汁たっぷりの中身もさることながら、皮ももっちりとうまいです。

お店の名前は『栄華光』。

JR船橋駅南口を出てすぐのとこにある中華料理のお店です。

ほかほかのも、おみやげ用の冷たいのも売っています。

1個200円也。



山岸凉子『テレプシコーラ第二部 2巻』が出ました。


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2009年3月初版。

メディアファクトリー
発行。


第一部では子供っ気がぬけなかった主人公、六花(ゆき)。
第二部では16歳になって、ローザンヌ国際バレエコンクールに挑戦します。

第二部1巻では、六花の成田出発から現地に入って一日めの序盤までが描かれました。

2巻ではその続き、一日目後半から三日目序盤。
まだ審査には入っていません。

この調子だとローザンヌ終了までが第二部なのかな。
コンクールの様子を登場人物たちの心情とともにていねいに追っていっています。

第一部では甘えっ子で常に庇護される側だった主人公が、本編では庇護する側にゆっくりと着実に成長していく。

まだまだ弱虫なんだけど、過去を否定することなくすなおに変化していく姿がとてもいいです。

本作の、人としての「強さ」について踏み込んでいる部分にはほんと、考えさせられます。

山岸凉子氏の観察眼、おそるべし。

巻末収録のインタビューも毎度うなるほど内容が密です。

一冊読むと、しみじみ表現とは非日常にひそむ特別な何かではなく、ごく普通のものなのだなと思います。

誰もができて、でも他者の心に残るものをつくるのは難しい。
高みをめざそうと思ったら、楽しいけれども苦しい。

才能とはずばぬけた何かで周囲を圧倒するだけではなく、この苦しさをも呑み込む度量も含まれているのだなと思いますよ。

昔も今もバレエまんが、たくさんありますよね。

それなりにおもしろいものもあるんですが、この作品ほどには芯まで届かない。
今ひとつ重みが欠けてるせいかなあ。
バレエと人生は別みたいな。
いや、失礼しました。

『テレプシコーラ』は『カイジ』とともに、人生のそのときどきにページを開きたくなる一作であります。



クルミッ子

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一見渦巻き模様のこれは、


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実はしっぽなのでした。

りすの。


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鎌倉のお菓子『クルミッ子』のパッケージがいつのまにやらかわいくなってて、びっくりしました。

いわく。


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くるみにりすの親子とは。

似合いすぎます。



先日のおやつ、トップスのブラックチョコレートケーキです。


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クルミの入った通常チョコレートケーキもいけますが、レーズン入りのこのケーキもうまい!!

おともは、熱いお茶でなく冷たい牛乳。

もう春が近いのだなあ。としみじみします。



どえらい奴

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 鈴木則文監督『大阪ど根性物語 どえらい奴』。

1965年公開作品。


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大木勇造は大阪の葬儀屋で働く青年。
ある日、とんでもないアイディアを思いつく。
これからの時代、人も仏さまも車で運べばいい!
しかし、このアイディアに昔気質な親分は喜ぶどころか激怒。
勇造は店を追い出されてしまう。
何とか、友人と二人で新しい葬儀屋を立ち上げるが……。


商人一代記であるとともに、近代以前と以後の変わり目を葬儀屋という視点から描いた物語です。

主演の藤田まことがいい味出してます。

さすが『てなもんや三度笠』のあんかけの時次郎。

いやみではない演技のうまさが光ってました。

往年の日本映画と一口にいっても、いろいろな監督の作品があったのだなあ。と、思います。



銭ゲバ

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ジョージ秋山『銭ゲバ』。


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2007年10月初版。

幻冬舎発行。


父親が逃げてしまったその家は貧乏で、周囲からも蔑まれていた。
寝たきりの母親にかわって、家計を支えたのは息子の蒲郡風太郎だった。
が、働いても治療に必要な薬を買うことはできず、母親は死んでしまう。
「かあちゃんは銭があったら死ななかったズラ」
以降、風太郎はのしあがっていく。
手段を選ばない非情さとずる賢さで。
心に空洞を抱えたまま。


上巻を初めて読んだとき、ふるえました。
こんなにすごい作品を描いてしまうなんて、ジョージ秋山ってすごい。
この先、どんなふうに物語を収束させるんだろう。
と。

しかし下巻倒れたり。

十分おもしかったし、きれいにまとまってもいましたが、上巻があまりに「逃げ場なし」ですごかったので、下巻はどうしてもかわされちゃった感があります。

特に結末が。

あれだけめちゃくちゃ魅力的な主人公が最後に選んだのが……とは。

あの結末が衝撃だった時代も過去にはあったのだなあと思います。

余談ですがこの作品には続編があって、『銭ゲバの娘 プーコ』『銭豚』と実は三部作構成だった。というのを最近知りました。

「銭ゲバ」の魂は受け継がれながらも、救済に近づいているのでしょうか。



江ノ島

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先日、江ノ島に行ってきました。


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さすが海の街。

鳥がたくさん飛んでてのどかだなあ。と思ったらば、こんな看板がありました。


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……なるほど。

海辺でお弁当をいただく。なんてことを一瞬でも考えなくてよかった。

ということで食べたのは、


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しらすいくら丼に、


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焼きはまぐり。


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初めて行った江ノ島は、ばりばり観光地なんだけど昭和の香りが濃くて、どこかなつかしい場所でした。


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買いませんでしたが、貝の土産物は見ていてとても楽しい。


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海の近くに住むのもおもしろいんだろうなあ。

トビはこわいけど。



3月になりました

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3月になりました。

りんごやみかんの季節もぼちぼち終わりですかね。


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画像のりんごは王林。

皮ごと食べられるそうなので、よく洗ってから、豪快にいただきます。