2009年10月アーカイブ

インドのスナック菓子『オールインワン』。


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その名の通り、ナッツやレーズンその他揚げ菓子のミックスです。


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今までこのお菓子、手づかみでわしわし食べていたんですが、実はスプーンを使って食べるのが本場のやり方だとある日、知り、


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そうしてみたら、確かにこっちの方が食べやすい!

前置きが長くなりましたが、このお菓子はおいしいです。

スパイシーだったり、甘かったり、かりっとしてたり、もちっとしてたりなど、いろいろな味と食感が絶妙にまざっているので、食べててあきません。

インド料理の本を読むと、その奥行きにうなりますが、その奥行きは日々のスナック菓子にも活かされているのでした。

普通のスナックにあきたら、ぜひに。



高山なおみ『元気になるスパイスクッキング』。


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1998年12月初版。

メディアファクトリー
発行。現在絶版。


「どんなときにも私たちはごはんを食べます。
 まいにち食べます。
 雨が降っても、お天気でも。
 
 自分のいろんなときの気分を、
 ひとつひとつ思い出してゆくと、
 ポワーンとメニューが浮かんできました。
 そんなふうにして
 できあがった本なのです。」

と、あとがきに書いてあるように、日々のいろんな気分ごとに、料理とお菓子と飲み物をエッセイとともに紹介している本書。

「失恋したとき」「恋人がごはんを食べにくる」という鉄板な内容もあれば、「ひとり暮らしの台所」「女だけのティータイム」もあり。

人生経験値がぼちぼち積み上がってきた人向けです。


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わたしが本書から唯一実践したのは、「ひとり暮らしの台所」で紹介されていた「赤のドリンク」。

赤ワインをジンジャーエールで割って、ライムを絞る。

という、すいません、かんたんなものです。

ライムのかわりにレモンでもいけます。

夏に合いそうな酸味のきいた軽い呑み心地は、何杯でも呑めてしまうのが問題といえば問題ですが、安いワインはこうやって呑むといいのだなあ。

いちばん印象に残ったエッセイは「子供のころのなつかしい味」。

「職業婦人の母は料理が苦手だった。苦手というよりきっと興味がなかったのだろう。夕方、職場から帰って来ると大急ぎで買い物に出かけて行く母の後ろ姿は、前掛けのリボンがいつも縦結びになっていて、ちっとも楽しそうじゃなかった」

それでも「料理とはそんなもの」と思っていた著者が、中学のときに泊まりに行った家でショックを受けるという話です。

「夕飯は子供たちが順番に作ることになっていて、その日は友人がイカリングフライを作った。おじさんが会社から帰って来ると、台所をのぞきに来て何か冗談を言う。おばさんも娘たちもゲラゲラ笑っておじさんの頭をこづき、そのまま夕飯に突入する。私はたまげてしまった。夕飯はすごいおいしさだった。」

このことが著者にどう影響したかどうかまでは書かれてませんでしたが、この光景。

わたしも、ぜったいたまげると思いました。

で、いいなあとうらやましくなる。

たぶん、すごく。


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読んでよし、つくってよしな本書ですが、ひとつ難点が。

それは造本が今いち(失礼)なこと。

開きがよくないので、見ながらつくるには不便でした。


余談

 今、世間を騒がせている『死の婚活』事件の無職セレブ(34)の、名物ブログ(p_sakura_2000 ごはん日記で検索)をつらつら読んでいたら(ひまだなー)、

「 料理研究家・高山なおみさんという女性」
 
 と題された日記がありました。

 いわく、

「高山さんのお料理は、上品とかオシャレという形容からはかけ離れているけれど、素材の力を最大限に発揮させ、シンプルな調理で気取らず、丁寧に作られた力強いものばかり。

 でも、高山さんの魅力は、実際に高山さんの本を手に取り、高山さんの言葉を自分で聞いて(読んで)、高山さんのレシピで実際作って食べてみなくてはわからないと思う。」

 と。 

 ついでに、ペリカンのパンが大好きということも知りましたよ。

 ベンツ横付けで買いにいらしたんでしょうか。

 事件はときに、思わぬ接点を示してくれる……。



台風のあと

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風と雨に洗われて、今日の眺めはクリア。


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富士山も見えました。



寺方蕎麦 長浦

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前々から気になっていたご近所のそば屋に行ってきました。

寺方蕎麦 長浦』です。


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鴨せいろ 1600円。

好みで黒こしょうを挽いていただきます。

さすが歴史あるお寺の台所が源流というそばだけあって、上品でなめらか。

鴨汁も味わい深く、鴨もネギもうまいです。

ただ「がっつり食いたい!」場合は、かなり物足りない量。


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高野山の地酒、般若湯「聖」 900円(一合)。

不思議な味わいのお酒で、香りと呑み口は重めなのに、呑み心地は軽やか。

後口が残らず、いい酔い心地になります。

ただし。

鴨せいろといっしょにいただいたら、せっかくの味わいが濁ってしまいました。

今度きたら、つまみをいただきながら呑むことにします。

って、次回はいつになるかなあ。

おいしかったし、店の雰囲気もおちついていてよかったのですが、値段がね……。

いちばん安い「かけ」と「もり」で750円です。


  寺方蕎麦 長浦 東京都台東区浅草1ー13ー1

          03ー3844ー1922

          昼11:30ー15:00
          夜17:00ー21:00

          日曜、祝日11:30ー21:00

          月曜お休み
 
          本店向島、銀座支店もあり



加藤和彦/安井かずみ『カリフォルニア・レストラン夢時代』。


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渡辺音楽出版
発行。

1991年11月初版。

ニューヨーク・レストラン狂時代

ヨーロッパ・レストラン新時代

に続く3冊目。

ロスのおしゃれでセレブなレストランが、これまたおしゃれでセレブな文章とともに一店ずつ、オールカラーで紹介されています。

「美味しいものが食べたい、と思う時、我々は必ず「シトラス」に足を運ぶ。シリアスな、つまり味だけにうるさいレストランは、それはそれで在るし、他方、いわゆるカリフォルニア的リラックスが楽しめるレストランも沢山在る。しかし、その両方の条件を満たしてくれるレストランは意外と少ない。」

と加藤氏が書けば、

「カリフォルニアは、ひたすらすくすくと大らかで、ヘルシーを一大事とする昼間人種で、夜は早ばやと寝る(よいのであるが!)、つまり、カリフォルニア・ライフ・スタイルとはシンプル・ライフなのである(よいのであるが!)・・・という事情の所に、ここケイト・マンテリーニでは、深夜でも食事が出来る、我々レコーディングの帰り道に、遅いディナーによく行くレストランである。」

と安井氏が書く。


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ゴージャスな雰囲気たっぷりの一冊。

でも突然、


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なページも。

(ほんとは書籍に広告を入れてはいかんのです)


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ページをめくっていくと、お二人がすでに故人という事実が遠のいていきます。

最後に自殺を選んだ加藤氏。

彼にとっても人生は重かったのでしょうか。

ご冥福をお祈りいたします。



秋華賞

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高配当265.4倍はしかし……夢でした。


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フランス菓子の本

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昔の料理関係の本が好きで、よく古書で買ったりします。

古書ならではの味わいといえば、以前の持ち主による書き込み。

先日買った、大谷長吉『フランス菓子の本』も、そんな活用のあとが残る本でした。


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婦人画報社(現アシェット婦人画報社)発行。

1972年2月初版。


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もとの持ち主は、わたしとちがって実践派。

いちばん書き込みがあったのは第1章で、基本となるパイやタルト生地について説明していたページ。

シュークリームやクッキーについて書かれた第2章にも、引き続き書き込み&マーカーがあり、察するにクッキーはよく作っておられたご様子。

しかし。

第3章、バタークリームのバリエーション辺りになると、がくっと減って、以降は手つかずでした。

お菓子作りにあきたのか、体力がつきたのか。

余談ながら、本書の箱にはサインペンで「22」と番号がふってあり、見返しには買った日付と住所と名前がきちんと書かれてありました。

まじめな人だったんだろうなあ。

さて。

著者である大谷氏は、日本洋菓子界の父であり、かつて神田小川町にあったエスワイルの創始者。

近所の出版社に勤める編集者が通ったとか、そういう歴史のあるお店ですが、結局、前を通るだけで入らなかったのを思い出します。

現在の場所は文京区春日。

ショーケースには本書に紹介されていたお菓子も並んでいるのでしょうか。

近くに行くことがあったら、今度こそ中に入ってみます。


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お昼はとんかつ屋、夜はお好み焼き屋と二つの顔をもつデンキヤホール。

先日やっと夜、行ってきました。


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まず、生野菜のにんにく味噌添え。

キャベツ、きゅうり、エシャロットのうち、特にこの味噌と相性よしなのがエシャロット。

サッカーでいうなら、チェルシーのドログバ&アネルカのような味わいです。


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豚天/卵入り。


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イタリアもんじゃ。

なんと、しいたけ入りでした。


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しめに、焼きそば。

と、思ったんですが、ここは一品が分量抑えめなので、もう一品ほしい。ということで、明太子もんじゃを追加しました。

うっかり撮らずに食べてしまいましたが……おいしかったです。

お昼も夜も店内に響くのは、柱時計の音だけ。

BGMはありません。

もう有線うんざり。という人にもおすすめのこぢんまりした場所です。


   生野菜にんにく味噌添え 500円
   豚天+卵 600円
   イタリアもんじゃ 600円
   明太子もんじゃ 600円
   焼きそば 550円

   ビール 500円
   レモンハイ 400円

  デンキヤホール 東京都台東区寿4ー7ー7
        
          03ー3847ー2727

          夜17:30ー21:30
          
          日曜祭日お休み



菊花ぽーれい茶

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熱いお茶のおいしい季節になりました。


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今日は菊花ぽーれい茶を飲みました。

パソコン仕事で疲れた目によいといわれるお茶です。


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缶はレピシエ(現ルピシア)で、茶葉は古樹軒

飲むと、落ちます、どっしりと。

でも怠惰ではない。

体全体に内側からほのかな灯がともるというか、ほわっとあったまって、なんともいえない静かな心地になります。

お茶に酔うって、こういうことかな。

常備したくなりました。



時をかける少女

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細田守監督『時をかける少女』。

2006年公開作品。

名作、筒井康隆『時をかける少女』を斬新にアレンジした一作。


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実はただの原作リメイクだと思っていた本作。

観終わったあと、つくづく思い知らされました。

偏見は世界をせばめる。と。

最初に思いついたのは誰なんだろう、本作はとにかく着想がすばらしいです。

その着想がすなおに物語になって収まっている。

全体に配置された、過去から現在そして未来へのリレーを示唆するあれこれも、技巧に終らず、ちゃんと伝わるものになっている。

物語ってそういうもの。と改めて教えられたようでもあり。

心に残るものがある98分です。