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フランク・ダラボン監督作品『ショーシャンクの空に』。


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1994年公開。

ごぞんじ、誰の心にも特別なさざ波を起こす傑作作品。

何回みても、見直すごとに再発見がある142分。

本編再生後、即監督による音声解説を再生、そこから刑務所の空撮は初めから計画されたものではなく、美術スタッフから出されたアイディアだったこと、囚人棟は実は倉庫をつくりかえたものだったこと、等々、いろんなことを知って、目からウロコが落ちました。

画面に苦労のあとがまったく見られない。

だから、さしてトラブルもなく撮影が進行したんだろうとか思っちゃってたけど、ちがうんですねー。

それがわかって、なんかうれしかったです。

人生は大人になればなるほどしんどい。

でも、この映画がある。

そんなふうに作品を身近においとけるって今の時代、そんなにわるくないのかもな。



フル・モンティ

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ピーター・カッタネオ監督作品『フル・モンティ』。


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1997年公開作品。

一大産業を誇った鉄工所は今や閉鎖、男たちは失業中という英国はシェフィールド。

しょぼい街のしょぼい男たちがそれぞれの思いを胸に秘め、一攫千金を狙ってストリップに挑む。

ネタはいいのに描写が徹頭徹尾、雑な92分。


そんな本編で最も印象に残ったもの。

客が車で買いにくるタイプの、品物は中途半端にあふれてんだけどどれも似たりよったりであまり見てても楽しくなさそうなスーパー。

おや、日本の郊外にもありそうな。

と、そういうのがね、出てきたんですよ。

ストリップといえばダンス、ダンスといえば『フラッシュダンス』ってことで、参考にほしい、でも買う金がない、ってことでスーパーでビデオ(だよなまだ)を万引きする場面とかでね。

万引きも含め、そんなとこで買い物しなきゃなんない日常って、出口なしだろうね。

でも、プレミアの試合が毎週見られるのはいいよなー。

シェフィールドの人は、マンチェスターユナイテッドとか興味もないだろうけど。

なんてことをつらつら考えるうち、物語はハッピーエンドで終ったのでした。



ブラック・レイン

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ご存知、リドリー・スコット監督作品『ブラック・レイン』。

1989年公開作品。

ちょっと事情ありだけどまあ普通のニューヨーク市警の刑事が、日本人殺人犯の護送で相棒刑事とともにやってきた日本で運命が変わる。

さまざまな思惑の交差と構成演出が光る125分。


初めてこの映画をみたときは松田優作に圧倒されたものだけど日本人俳優なら今は高倉健で、ハリウッド側なら遊び上手で気のいい都会っ子にしか見えないアンディ・ガルシア。

この二人の取り合わせが絶妙で、クラブで歌う場面は何度みても楽しいし、またそこから徐々に雰囲気が転調していく辺りも、クラブでの印象が鮮烈だからこそ。

いいねえ!

演技なんだけど演技に見えないのって。

その上で今回、不思議に思ったのは、

なぜ庶民(や高倉健)が大阪弁をしゃべらないのだろう。

でした。

ヤクザはしゃべってんのにねー。

大阪が舞台といっても「そこはそれ」と使い分けられた物語でもあったわけで、こんなこと、住んでなきゃ一生気付かないままでした。

撮影時のまま残ってる場所は今や少ないらしいですけど(梅田の阪急!)、パトカーが疾走するちょっとしたカットで、路面に阪堺線の軌道がうつってたりして、するとその道路は普段自分がなにげなく歩いてた通りだった。とかね、わかるとちょっとうれしい。

しかし、こんなふうにこの作品をみるときがくるとは思わなかった。

新鮮です。



黒社会

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テイラー・ウォン監督『黒社会』。

1989年公開作品。

香港、黒社会の仁義なき戦いを描いた101分。

ジャケット裏の解説によれば、

「チョウ・ユンファの新境地開拓」と絶賛され、1500万香港ドルのヒットを記録した。

とか。


チョウ・ユンファは、実は黒社会におどされて(?)いやいや出演したとか、それでなくてもがっちり黒社会に組み込まれているのが香港の芸能界、90年代のいつ頃だったか、脱黒社会を掲げた芸能人デモの記事を読んだことをおぼえてる、いやでも、香港をまじで牛耳ってるのはもっと黒い存在なんじゃ等々、香港好きなら、それなりに楽しめる一作です。

香港人はお金にシビアというのはほんとなんですねい。

やたら金勘定の話が出てきます。

「今の時代、ボスより下っ端でいる方が楽だ」なんてボスがぼやくシーンもあったり、なんか会社的。

あんまり美学とかロマンが描かれた作品ではありません。

全編てきとうさに充ち満ちてもいるしね。

そんな本作での拾いものは、主演のチョウ・ユンファではなく、彼を裏切ってのし上がろうとする若手組員役の俳優です。

撮る側も、彼には奮起させられたんじゃないかと。

実際、かっこいいショットがいくつかありました。

しかし、ほんとに黒社会PRを目的に映画がつくられて、それがヒットして、と考えると香港の知らない一面にふれるような。

あの街も複雑です。



熱風

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ジブリのPR誌『熱風』2011年8月号。

すごいというか、すさまじいというか、でありながら老獪というか、鈴木プロデューサーの政治力がいかんなく発揮されているともいえる、そんな一冊。

岡田斗司夫氏は彼をメフィストにたとえてますが、そうか、宮崎駿は悪魔と契約したのか。と。

コクリコ坂から』、見ましたか?



日常のひとコマ

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先月の終わりに見かけてから、数日後のことでした。


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おや。

今度はまた別な作品のポスターがっ。


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上映日がとっくに終った現在も、このポスターは残って、制作者の精力的な活動の痕跡を伝えています。

精力。

それは、わたしにいちばん欠けているもの。




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年に一度、もしくは数年に一度、日本のどこかで出会ってきた渡辺文樹監督の映画ポスター。

まさか大阪で出会おうとは。

似合うといえばこれほど似合う街もない気もしますが。

大阪は今日も暑いですよ。



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